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手触りのいい本
2007.09.05 00:06 | カテゴリー:本・音楽 |大平一枝(おおだいら・かずえ)さんの私家本『真夜中の絆創膏』を購入しました。
asahi.comに連載されている大平さんのコラム「小さな家の生活日記」の文章に惹かれました。
大平一枝さんのホームページ「暮らしの柄」を見たところ、私家版があることを知ったので、大平さんの本第1号として購入したのでした。
どうやら装丁が凝っているらしいということで、期待。
届いた本は、期待以上のものでした。

わずか46ページなのですが、表紙のモコモコ感といい、所々に挟まれたグラシン紙といい、袋とじ(中を開くためのものではない)の本体といい、手触りのいい本です。
書体やレイアウト、写真、イラストなども、心地よいです。
本の感触とも相まって、文章がしみ込んでくるようです。
巻頭の「間(あわい)」というエッセイ。次の内容が心に残りました。
いろいろ試行錯誤した日々が、今の私を支えている。そう思ったら、人生に無駄な事などひとつもないのだと気づかされた。
たぶん。この先だってきっと、悩んだり迷ったりすることがあるだろう。そういうときがきたら、中途半端に悩みに蓋をせず、思いきり落ち込んでやろうと思う。
豊かな人生のための「間」だと思えば、立ち止まることは怖くない。
そうだよなぁと。
立ち止まったっていいんですよね。止めなければ。
読書が好きというより、本が好きなので、装丁がいいと思う本に出会えると嬉しいです。
手触りがいい本というと、手持ちではあと2冊あります。
一つは、『ひな菊の人生』。
吉本ばななさんの小説は黄色のカバー、奈良美智さんのイラストは赤いカバー、この2冊が鮮やかな青のケースに収まっています。
本のカバーはベルベット。
しっとりした感じ。

そして、『長新太のチチンプイプイ旅行』。
ポスターあり、袋とじあり、ダブルジャケットだったり、楽しみがいっぱいです。
ナンセンスな長新太ワールドにピッタリの作り。
装丁・造本は、木村裕治+川崎洋子さん(木村デザイン事務所)。
美しい本が手元にあると嬉しいです。
本に親しむことを教えてくれた両親に感謝。
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